「量子論の基礎」(清水明著)の出版について


このページは随時更新します    Last update : 2004/04/13

幸いにも量子論の講義ノートが好評のため、

量子論の基礎~その本質のやさしい理解のために
(サイエンス社 臨時別冊・数理科学 SGSライブラリ)

として2003年3月24日に出版されることになりました。内容は,まえがき目次索引を見ていただけば,ある程度ご理解いただけると思います.巷に量子論の教科書が溢れているご時世に、なぜあえてこの本を出版するのか?その理由は,まえがきと,ここに書きました。

講義で配ったプリントは,「解らない点は講義の時に質問してもらう」ということを前提に書いていましたが,本となればそうはいかないので,内容を整理し、説明を詳しくし,未完の所を完成させ、また、教えたかったのに講義では時間の関係で教えられなかった点(近年重要さが格段に増してきたのに普通の教科書ではほとんど触れられていない点など)を追加して拡充し、説明図も入れて充実させました.そうしてできた原稿は,幸いにも,多くの物理学者・数学者・学生さんが目を通してくださり,かなり改良することができました.

なお、「量子論の基礎」に続いて、「量子論の発展」と題する続編を書くことも考えています。これは、様々な人から希望が出されていた、講義の内容の続編です。
 
 

清水 明



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