清水研を志望する方へ−必ず読んでください

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重要なお知らせ

清水は、2022年3月末日に定年退職する予定ですので、今年の修士課程入試を受けて来年入ってくる学生さんを、博士課程修了まで指導することはできません。

この事情を鑑み、以下のようにいたします。

そういうわけですので、入試説明会には、清水は出席しません。

上記のことを承知の上で、それでも清水研を志望する方は、清水研のHPを読んであらかじめ清水研に関する知識を得た上で、Eメールで連絡してください。

よろしくお願いいたします。



ちょっとうるさく感じるかもしれませんが、大学院で理論の研究室に入ることの意味をまるで分かっていない人も、たまにいるので、ちょっとした注意を以下に書いておきます。参考にしてください。

当研究室は、次 の条 件に当てはまる人だけ志望してください

「きめ細かな指導」は不要だと思う

『予備校みたいな手取り足取りの指導をしてもらって、言われたとおりにやってさえいれば研究者になれる』と思っている人は、大学院には向いていません。

先生のいうとおりに計算してもうまくいかないのは当然だと思う

我々プロの研究者でも、「こうやったらどうかな?」「ダメか。じゃあ、こうしたら?」「これもダメか。じゃあ、こっちは?」…というのを何回も繰り返し て、ようやく研究が形になってきます。僕は、この「こうやったらどうかな?」レベルのことを院生に言いますので、そのままではうまくいかないのが普通で す。『それではイヤだ。予備校の先生みたいに100%うまくいくやり方をアドバイスしてくれ』という人は、大学院には向いていません。

「ダメな理由」だけでなく「こうすればいいのでは?」というアイデアも提案 できる

会社でもそうですが、ひとつのプロジェクトに対して、それがダメな理由を挙げるのは簡単なので、ちょっとうまくいかないと、すぐに「そもそもこのプロジェ クトはダメだ」と言い出す人が大勢居ます。しかし、そういう人は、どんなプロジェクトでもダメだダメだといって、何の成果も上げられない人たちです。ダメ な理由を挙げるのは結構なのですが、その欠点を解消するアイデアを考えられる人でないと、研究はできません。

なかなかうまくいかなくても、最低半年は粘れる

上記のように、研究というのは、なかなかうまくいかないものです。それですぐに嫌になってしまうような人は、研究者に向きません。

自分の学力は、同級生の中で上位20%以内には入ると思う

理論をやるからには、ある程度の基礎学力は必要ですから、当然ですよね?『今まではさぼっていたからダメだったが、大学院に入ったら頑張ります』と いう人がよくいます が、そんなあてにならない約束を信じても、お互いに不幸です。たとえば僕が、「今までは野球をちゃんとやってこなかったが、今年から頑張れば、ヤンキース の打者を完封できる」と言ったらあなたは信じますか?もちろん例外もありますが、それは希なことですので、くじに当たるのを期待するようなものです。大事な時期をくじ運に任せるのは不幸だと思います。